風しんの抗体検査

風しんの抗体検査(先天性風しん症候群の発生予防)

風しん抗体検査について

先天性風しん症候群の発生を予防するため、妊娠を希望する女性およびその周囲の方は、予防接種等により、風しんに対する免疫を備えておく必要があります。

栃木県では、令和3(2021)年4月1日から令和4(2022)年3月31日まで、下記の方を対象に無料で風しん抗体検査を実施していますので、ぜひこの機会に検査を受けましょう!

予防接種を受けていない方(不明な方含む)や、風しんにかかったことがない方は、抗体検査を受け、結果に応じて、風しん(風しん単独または風しん麻しん混合ワクチン)の予防接種をご検討ください。

※妊娠中は予防接種を受けることができませんので、妊娠前の免疫確保が重要です。

対象者

栃木県内(宇都宮市を除く)に居住する次のいずれかに該当する方

※宇都宮市にお住まいの方は、宇都宮市のホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。

なお、過去に風しん抗体検査を受けたことがある方、明らかに風しんの予防接種歴がある方若しくは検査で確定診断を受けた風しんの既往歴がある方は除かれます。

(1) 妊娠を希望する女性
(2) (1)の配偶者※1などの同居者※2
(3) 風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者※1などの同居者※2

※1 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある方を含む。
※2 同居者とは、生活空間を同一にする頻度が高い方をいう。

協力医療機関での検査(無料)

1.実施場所

協力医療機関一覧 PDF形式

2.検査の手順

(1) 電話で申し込む(予約)

ご希望の協力医療機関へ直接電話してください。

(2) 協力医療機関での受診、採血

予約した日時に協力医療機関にお越しください。

(3) 結果通知

協力医療機関から結果をお知らせいたします。

県広域健康福祉センターでの検査(無料)

1.実施場所

検査実施場所検査日時住所及び連絡先
県西健康福祉センター 毎週木曜日
11:00~12:00(予約制)
鹿沼市今宮町1664-1
0289-64-3125
県東健康福祉センター 毎週火曜日
11:00~12:00(予約制)
真岡市荒町116-1
0285-82-3323
県南健康福祉センター 毎週水曜日
10:00~11:00(予約制)
小山市犬塚3-1-1
0285-22-1219
県北健康福祉センター 毎週火曜日
13:00~14:00(予約制)
大田原市住吉町2-14-9
0287-22-2679
安足健康福祉センター 毎週火曜日
11:00~12:00(予約制)
足利市真砂町1-1
0284-41-5895

2.検査の手順

(1) 電話で申し込む(予約)

ご希望の検査実施場所へ直接電話してください。
※検査対象者に該当するか否かを確認します。

(2) 採血

予約した日時に検査実施場所にお越しください。

(3) 結果通知

郵送または検査実施場所で結果をお知らせいたします。


妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障害(先天性風しん症候群)をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、妊婦の周りに居る方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)には、妊婦を風しんから守り、そして赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るため、ぜひ、予防接種を受けることをお勧めします。

特に、次のうち風しんの抗体価が十分であると確認できない方
(1) 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
(2) 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
(3) 産褥早期の女性

MRワクチンまたは風しんワクチンは、妊娠可能な婦人においては、あらかじめ約1カ月間避妊した後接種すること、及びワクチン接種後約2カ月間は妊娠しないように注意することとされています。

※抗体価が低いとは、一般にHI抗体価が16倍以下
厚生労働省
(風しんについて)

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/

(赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5ヶ条)

http://www.jspnm.com/topics/data/topics20130515.pdf

風しんについて

風しんとは、風しんウイルスの飛沫感染(「せき」や「くしゃみ」のしぶきに含まれる風しんウイルスを吸い込むことで感染)によっておこる感染症です。発疹、リンパ節の腫れが主な症状で、「三日はしか」とも呼ばれるように、発疹も発熱も3日間程度で治りますが、まれに脳炎などの合併症を起こすことがあります。

先天性風しん症候群

風しんに対する免疫が不十分な妊娠初期(特に妊娠20週頃まで)の女性が風しんウイルスに感染すると、胎内感染により、難聴や心疾患、白内障、精神・身体 発達の遅れ等の症状をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。赤ちゃんのこれらの病気を、先天性風しん症候群と呼びます。

予防について(予防接種)

赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るためには、予防接種により免疫をつけ、感染を予防することが重要です。風しん抗体検査の結果、抗体価が低い場合には予防接種をご検討ください。

※妊娠中の女性は予防接種を受けることができません。
※妊娠を希望される女性や、妊娠中の女性の周囲の方(家族、職場等)も抗体検査や予防接種の実施についてご検討ください。
※女性の場合、予防接種後少なくとも2か月間の避妊が必要です。
※一部の市町では予防接種の助成を行っているところがあります。事前に助成の有無及び対象となる医療機関について、お住まいの市町予防接種担当課へお問い合わせください。
厚生労働省
(風しんについて)

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/

(赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5ヶ条)

http://www.jspnm.com/topics/data/topics20130515.pdf