地域包括支援センターの業務内容

1. 総合相談支援事業(3 職種)

さまざまな相談事

☆ 福祉の仕事

介護保険の認定を受けていない方の利用できる福祉サービスの紹介等
介護保険の申請で非該当になった方、もしくは認定を受けていない方が利用できるサービスの紹介や申請の代行をします。

☆ 保健の相談

介護保険以外の制度の相談に乗ります。
障害者等の相談や窓口への紹介等をします。

☆ 医療の相談

認知症等で医療を受けたいがどこに受診したらよいかわからない。
なに科にかかればいいのか等の相談や、医療にかかわる不安についての相談にのります。

☆ 介護保険の相談

居宅介護支援事業所の紹介や、受けられるサービスの内容の紹介等の相談に乗ります。

☆ 介護保険外

介護保険外(自費)等のサービスについて相談に乗ります。
施設入所等の相談に乗ります。

 
2. 権利擁護事業(社会福祉士)

権利を守ること

☆ 悪質な訪問販売被害の相談

高齢者を狙った訪問販売や住宅リフォームなどで財産を奪われてしまう被害に遭った時、 または遭いそうな時には、地域包括支援センターにご相談ください。消費者センターや、 行政などと協力して被害を未然に防ぐ等の対応をさせていただきます。

☆ 財産管理等の相談

将来、認知症などにより判断能力が衰えた場合に備えて、あらかじめ後見人を決めておくことができます。

地域包括支援センターでは以下のような支援をします。

  • 成年後見制度の利用に関する判断
  • 成年後見制度の利用が必要な場合の申し立て支援
  • 成年後見人候補を推薦する団体の紹介など

☆ 虐待の相談

介護者による虐待の相談に乗ります。
介護は長期にわたると介護者の心身の疲労により虐待を生じるケースが増えてきます。
高齢者虐待防止法では虐待をしている介護者も支援の対象としています。地域包括支援センターで
は介護者のストレスを軽減するためのサービス提供したり、情報を提供します。
高齢者虐待法により、虐待に気づいた人は市区町村に通報義務があるとされています。
早期に発見し第三者が介入することで虐待の深刻化を防ぐことができます。緊急の場合には
必要に応じて老人福祉施設への入所など、他の機関と連携して高齢者を守ります。

 
3. 包括的・継続的ケアマネジメント事業(主任ケアマネージャー)

暮らしやすい地域のために

☆ケアマネジャー等の相談

地域のサービス事業者やケアマネジャーの相談に乗ります。
地域包括支援センターには一定の研修を修了した主任ケアマネジャーがおり、高齢者が暮らしやすい
地域づくりのために、医療機関や行政その他の関係機関との連携体制作りを進めます。また、地域の
ケアマネジャーが円滑に仕事化できるよう支援や指導を行います。
そのほかにも、地域包括支援センターは高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、
さまざまな職種や機関と連携するためのネットワーク作りを進めています。
一貫した支援のもと、地域で暮らし続けることができよう高齢者の生活全体を支えていきます。
☆ 地域ケア会議を活用し、地域における高齢者支援を行う

 
4. 介護予防ケアマネジメント事業(保健師・経験のある看護師)

自立した高齢者、生活機能低下がみられた方(事業対象者)、要介護高齢者(認定申請し要支援1、2認定)の方の介護予防
高齢者の介護予防・健康に関する知識の普及啓発を行う
地域介護予防活動の支援(ハツラツ元気体操)

○ハツラツ元気体操とは

住民主体で実施する重錘バンドを使用した運動です。
地域包括支援センターは町会に働きかけ、プレゼンテーションを行いながら地域からの自主的に「やる!」の声を待ちます。 その後は地域のリーダーが主体となり参加者をまとめながら行う体操です。
地域包括支援センターは体力測定に携わりながら後方支援をしています。当センターは積極的に地域に働きかけています。

佐野市医師会の先生方も応援しています!
 
認知症初期集中支援チーム

佐野市の委託事業

【委託先】
○一般社団法人佐野市医師会
   (認知症サポート医)
○佐野市地域包括支援センター
       佐野市医師会
   (医療職介護職2名以上)
認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を専門職からなる「支援チーム員」が対象者宅を訪問し、 観察・評価、家族支援などを包括的、集中的に行い、必要な日常支援や日常診療に結びつくよう自立生活のサポートを行います。 最初の窓口は圏域担当の地域包括支援センターになります。 対象条件がありますので、まずは気軽にご相談ください。
 
認知症地域支援推進員

≪活動内容≫

  • 医療、介護等の支援ネットワーク構築
  • 認知症対応力向上のための支援
  • 相談支援・支援体制構築
あれ、おかしいな?いつもと違う。。。と感じた時が
「認知症」の相談のタイミングです。
一緒に考えていきますので気軽にご相談ください。