こども診療室運営協議会役員会報告 (2006年8月9日)

 塩谷地区休日夜間こども診療室(しおや、くろす)が診療を開始して、おかげさまで3か月が経過しました。
7月14日(金に役員会が開かれ、4月、5月、6月の集計報告ならびに改善点などについて協議が行われましたのでご報告いたします。
 塩谷地区休日夜間こども診療室が開設されて4月、5月、6月の3か月が経過しました。
 受診者は「しおや」「くろす」合計34診療日で199名、1診療室1日あたり約6名受診したことになります。
 最小1名から最大15名とばらつきは大きいようですが、小児科外来者数が少ないこの時期(小児科外来は冬期に多い)としては、満足できる数字ではないかと思われます。
 受診者を地域別に見ると
「しおや」は合計96名 矢板市65名 塩谷町11名 さくら市13名 高根沢町0名 その他7名
「くろす」は合計103名 さくら市63名 高根沢町25名 矢板市・塩谷町0名 その他15名
 塩谷地区は面積が広く縦長であり、受診者の利便性を重視しての矢板市とさくら市の2拠点診療体制としたことが良かったと思われました。(図1)



 疾患別では上気道炎(咽頭炎)が全体の名中96名と約半数を占めております。
 気管支炎や喘息が39名、胃腸炎(嘔吐・下痢)が21名、発疹が13名、痙攣が3名でした。(図2)
 年齢区分では1〜6歳が130名と最も多く、6〜11歳が37名、1歳未満が20名でした。(図3)
 時間帯分布(図4)では6:30〜7:30が135名、7:30〜8:30が41名、8:30〜9:30が23名でした。
これらは「しおや」「くろす」とも同様の傾向を示しましたが、診療開始時と診療終了前後の対応について問題点が指摘されました。
診療開始時は受診者が多く、電話への対応や診療準備のため待ち時間が生じることもあります。
また昼間から調子が悪かったが午後6:30まで待って受診されることもあります。
2市2町とも休日は在宅当番医が午前9:00〜午後5:00まで診療しておりますので、在宅当番医を確認し受診することをお勧めします。
平日でも昼間と夜間では診療体制がまったく違います。特に休日は人員が少なく、検査体制が十分ではなく、入院受け入れ病院も限られているのが現状です。
この点をご理解いただき、なるべく軽症のうちに、昼間に受診することをお勧めいたします。
診療終了前後では、電話で診察を依頼して午後9:30の診療終了後に受診された場合は当番の医師または病院当直医が診察することになりますのでご了承下さい。
ご存知のとおり、こども診療室は小児科医だけでなく40名の協力医師(内科や外科など)により診療を行っております。
在宅当番医や病院当直に加えて休日夜間も診療することになり、負担増にならないよう現診療体制を維持すべく今後もなるべく多くの医師に参加協力をお願いします。
また塩谷病院、黒須病院のスタッフの協力なくしては維持出来ません。
 今後とも塩谷地区の皆様には実情をご理解いただき受診されることをお願い申し上げます。

 (こども診療室運営協議会理事 阿久津博美)


塩谷地区休日夜間こども診療室開設1カ月が過ぎて (2006年5月15日)

塩谷地区休日夜間こども診療室運営協議会
                  理事 阿久津 博美

 医師会および塩谷・黒須病院勤務医の協力を得て、平成18年4月から「こども診療室(しおや・くろす)」が診療を開始しました。4月は休日が6日あり全体で77名が受診され、1ヶ所あたり1日平均6.4名(1〜15)と予想以上の患者さんがありました。2市2町の広報活動によるところが大でありますが、こども診療室は住民のニーズに合っていたものと胸をなでおろしております。
 詳細を見ますと、「しおや」の受診者は38名で、そのうち27名(71%)は矢板市の方です。症状では発熱が28名(74%)、年齢では1〜6歳が25名(66%)、時間帯では午後6:30〜7:30に25名(66%)、医療福祉大病院へ紹介した方が1名ありました。「くろす」の受診者は39名で、さくら市の方が26名(67%)、発熱が31名(79%)、1〜6歳が25名(64%)、6:30〜7:30が26名(67%)、と同様の傾向を示しました。
塩谷地区医療対策協議会において、塩谷地区の地理的な特徴から1ヶ所の診療室では対応が難しいとの判断があり、矢板市とさくら市の2ヶ所に診療室が開設されました。
 まだ1ヶ月が経過したばかりですが、両者ともほぼ同数の患者さんがあり、協力医師の負担は2倍になりますが、住民の利便性にかなうものと考えております。今後も受診動向を見極めながら、こども診療室の運営に反映させていきたいと思います。ご指導のほどよろしくお願いします。また塩谷・黒須病院のスタッフの方々には、準夜帯の仕事量が増加し、毎回医師が代わる診療体制のためストレスフルな勤務となっているかと思います。この場をお借りしてお礼申し上げます。 


塩谷地区休日夜間こども診療室(しおや・さくら)がオープン (2006年4月5日)

 平成18年4月2日(日)から、塩谷総合病院、黒須病院において、休日時間外の小児科外来が始まりました。診療時間は午後6時30分から9時30分までですが、午後6時頃から電話の問い合わせがあり、診療開始時には4名ほどの患者さんが来院しておりました。おもに咳、熱、吐気、下痢など咽頭炎、胃腸炎の症状でしたが、鼻腔内に直径8mmほどのビーズを入れてしまった子も来ました。吸引管の先をカットし、吸い付けて除去に成功しました。

 この日の受診者はしおや、くろす合計で12名でした。初日としては満足できる数字と考えております。診療を終えて、大人と子供の時間外患者さんを1つの受付で対応し、それぞれの看護師、医師へ振り分け、会計もあり、またその間に電話の問い合わせがあり、と医事課当直の采配が重要と再確認しました。開始から1時間は大変だったと思いますが、おかげさまで、診療に集中することができました。
 今後いろいろ不備な点が出てくるでしょうが、皆様のご意見を集約し、よりよい運営を目指して行きたいと考えております。

       (広報委員 阿久津博美)