メタボリックシンドローム〜「笑って減らそう、内臓脂肪」〜
阿久津医院院長 阿久津博美(高根沢町)
健康診断の項目に「腹囲測定」が新たに加わることになりました。これまで肥満は身長と体重から求めたBMI(体重/身長2)の数字で判断しておりましたが、筋骨隆々な逆三角形でも、中年太りでお腹が出ていても、身長と体重が同じならBMIは同じになってしまいます。腹囲は内臓脂肪の量とよく相関し、内臓脂肪1kgは腹囲1cmに相当します。そのため、腹囲を測定することで内臓脂肪の多さがわかるのです。しかも腹囲はメジャーがあれば簡単に測れます。男性で85cm、女性で90cm以上は注意が必要です。
身体に蓄えられる脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。どちらも栄養を貯蔵するシステムですが、内臓脂肪からは血圧や血糖、コレステロールなどを上げる作用を持つホルモンのような物質が分泌されます。そのため内臓脂肪が増えると高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病になる危険性が高くなり、動脈硬化が進みます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞などは30倍も起こしやすくなるのです。これが内臓脂肪によって引き起こされるメタボリックシンドロームの本態です。
では、内臓脂肪を貯めないようにするにはどうすればよいでしょう。食事は腹八分目とし、特に夜遅い時間にたくさん食べないようにしましょう。それとともに毎日運動することが大切です。わかっているけど実行はつらいとお考えの方には、「笑う健康法」をお勧めします。笑うことは全身運動です。
今回ご案内します塩谷郡市医師会の生活習慣病予防講座で思いっきり笑って、内臓脂肪を減らしてください。
■日 時:平成19年9月30日(日)午後1時〜3時
■場 所:高根沢町民ホール(高根沢町石末1825)
■講 師:医学博士・落語家 立川らく朝 先生
■演 題:実技「生活習慣病予防に役立つ運動療法」
講話「笑いながら学ぶ生活習慣病−メタボと脳卒中予防−」
―参加費は無料。どなたでも参加できます―
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