第8号 平成11(1999)年7月5日発行


平成11年度第2回役員会報告 628日午後6時3010
出席役員 黒須会長・村井副会長・阿久津正美・小林祐・池田・尾形直・小林正・大野・瀧澤・尾形新・戸村理事・西川・橋本監事・桜岡事務長

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 議題と討論の内容についてお知らせいたします。

議題(1) 介護保険について
 尾形直理事から、第3回郡市・大学医師会介護保険担当理事連絡会(5/26)の説明がありました。
T.平成11年度における一次判定の流れ(案)
(1)モデルケースでの不備(コンピュータ判定)を補うため、新たに中間評価項目(7項目)を加え樹形モデルを修正した。心身の状況に関する調査結果(73項目)+中間評価項目(7項目)+特別な医療(12項目)→ー次判定
(2)一次判定に置ける例外事例の処理
・『要支援』又は『要介護1』と判定される者について、心身の状況に関する調査結果(73項目)から見て、3項目以下しか該当しない場合は『自立』と処理する。
・『自立』と判定される者のうち、10項目以上に該当する場合は『要支援』と処理する。
(3)要介護認定基準時間
(4)かかりつけ医(主治医)意見書の入手方法
U.二次判定の考え方             介護認定審査会では、一次判定結果を原案として、主治医意見書、特記事項の内容を加味した上で、あらかじめ提示された要介護度ごとの『状態像の例』を参考にして二次判定を行う。
*モデル事業での不適当事例の制約を無くし、審査会の意見を尊重することになった。
V.地域医師会と市町村の業務委託契約の考え方について
W.介護保険に関するアンケートについての結果報告(別項参照)
 その他、小林正理事から、日医雑誌6月15日号を参照するよう、指摘がありました。

議題(2) 塩谷郡市医師会史編纂について
 戸村理事から以下の報告がありました。5月30日に、黒須会長・斎藤・戸村・桧山編纂委員・桜岡事務長・大嶋元事務長と事務局で資料を捜索し、総会資料や古い名簿などを発見。
 自院史の原稿を配布するので、各自来年の3月までに書いてほしい。プライバシーに係わるものは、各自の判断で取捨選択してほしい。

議題(3) 広報活動について
○尾形新理事から、医師会だよりの発行状況とホームページ開設後の報告があった。また、塩谷郡市医師会主催のインターネット講習会の報告(別項)と第1回栃木県医師会医療情報委員会の報告(別項)がありました。
○西川理事から、県医師会雑誌編纂委員会の報告があり、本年10月発刊の予定で、年1回位発行したいということが決まった旨の報告がありました。
○黒須会長から、県医50周年記念誌発刊について報告があり、会長の他に5名の執筆者を募るということなので、各医師団で一人づつ出す事になりました。
○戸村理事から、朝日新聞が医師会=悪徳医というイメージで記事を書いているという指摘を朝日新聞にし、塩谷郡市のホームページにある、マスコミウオッチを見るよう要請したところ、ホームページを見たという返事が来ました。(他のマスコミにも、その都度連絡すると良いと思います)

議題(4) その他
 健保区福祉センターの要望で、ダメ・ゼッタイ運動(子供の薬物汚染を防ぐ運動)に協力することになりました。
 塩谷総合病院の訪問看護ステーションについて、協定書が作られる事になり、原則として、塩谷病院は医師の訪問診療はしない、診療所に紹介するということです。
 学校医のあり方について、種々議論がなされました。 (文責・編集部)

第1回医師会インターネット講習会報告    尾形医院(塩谷町)尾形新一郎

 平成11年5月24日・月曜日、午後6時30分より塩谷郡市医師会事務所(氏家町保健センター)でインターネット講習会が開催されました。参加者は52名で、大盛況のうちに終了することが出来ました。内訳は郡市医師会員23名、南那須医師会関係3名、その他医療関係者26名でした。

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第307回塩谷郡市医師会新医学講座 池田クリニック(矢板市)池田 斉
演題 感染性腸炎とOー157
講師 東京慈恵医科大学内科学講座第2助手 吉田正樹先生
日時 平成11年6月15日 (火)19:00−21:00
場所 氏家町保健センター
共催 田辺製薬株式会社
 吉田先生は慈恵医科大学付属病院の感染症専門医師であり、日本感染症学会等の評議員としても活躍されております。今回の講演では抄録をいただきましたので、ここに紹介させていただき報告とさせていただきます。
 我が国や米国では、ベロ竜素を産生する腸管出血性大腸菌(Entero-hemorrhagic Escherichia coli;EHEC)はE.ColiO157:H7(O157)が最も多く発生している。
 O157感染症では、全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わるもの、さらには頻回の水様便、激しい腹痛、著しい血便とともに重篤な合併症を起こすものまで様々である。多くの湯合、おおよそ3〜5日の潜伏期をおいて頻回の水様便で発病する。さらに、激しい腹痛を伴い、まもなく著しい血便となることがあるが、これが出血性大腸炎である。
 O157感染による有症者の約6ー7%では、下痢などの初発症状発現の数日から2週 間以内(多くは5〜7日後)に、溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremic Syndrome)または脳症などの重症合併症が発症する。
 O157感染症と診断された時には、安静、水分の補給及び輸液を行うが、腸管運動抑制性の止痢剤は、腸管内容物の停滞時間を延長し、毒素の吸収を助長する可能性があるので使用しない。O157感染症による下痢症は、細菌感染症であるので、適切な抗薗剤を使用することが基本である。抗薗剤を使用した群の中で早期投与された者ほどHUSの発症率が低かったとの結果が報告されている。一方、これまでにST合剤等を使用した場合にHUSが悪化した例や抗薗剤の使用の有無により臨床経過に有意な差異がなかったという研究報告から、抗菌剤の使用に懐疑的な意見があり、世界保健機関(WHO)等においても検討課題として取り上げられている。抗菌剤の使用期間は3〜5日間とし、漫然とした長期投与は避ける。
 HUSや脳症は、2週間以内(多くは5〜7日後)に発症することが多く、この期間には注意が必要である。なお、激しい腹痛と血便を認める症例の方が合併症を起こしやすいが、血便がなくても起こることがあるので、注意が必要である。
 腸管出血性大腸菌感染症に限らず、感染性腸炎の時にはその原因菌を迅速に診断しなければならない。そこで抗菌薬等の治療前に便培養と検査しておくことが重要である。
編纂委員会からのお知らせ
 塩谷郡市医師会史の編集を下の様に考えております。追加など、ご意見がありましたら、編纂委員会までお寄せ下さい。
1)はじめに と 目次 (2p)
2)医師会長挨拶 (1p)
3)編纂委員長挨拶 (1p)
4)塩谷郡の歴史・前半(先史時代から〜明治まで)  { 編集局 }(1〜2p)
5)塩谷郡市医師会・後半(明治から終戦まで) { 編集局 }(1〜2p)
6)各医師団の歴史(大昔から終戦までの医療事情・どんな医者がいたのか)
 *高根沢町{ 阿久津先生 }(各1〜2p)
 *喜連川町{ 斎藤先生・佐野先生 }
 *氏家町 { 桧山先生 黒須先生 }
 *塩谷町 { 戸村先生 }
 *矢板市 { 村井先生 広いのでほかに池田先生・橋本先生 }
 *塩谷病院(終戦まで){ 瀧沢先生 }(1p)
 *黒須病院(終戦まで){ 黒須先生 }(1〜2p)
7)戦後の塩谷郡市医師会の歴史 (60p位)
 概説+各年度の総会資料により1年度づつ記載。{ 編集局 }
 昭和23年と保険医総辞退あたりが重点的
8)戦後の各医師団の歴史(戦後の主な出来事・どんな医者がいたか)
 *高根沢町{ 阿久津先生}(各1〜2p)
 *喜連川町{ 斎藤先生 佐野先生 }
  *氏家町 { 桧山先生 黒須先生 }
 *塩谷町 { 戸村先生 }
 *矢板市 { 村井先生 広いのでほかに池田先生・橋本先生 }
 *塩谷病院(戦後から){ 瀧沢先生 }(1〜2p)
 *黒須病院(戦後から){ 黒須先生 }(1〜2p)
9)戦前・戦後に活躍した医師の簡単な伝記{ 存知よりの方に依頼 } 人数(3人くらい)(1p×3)
10)列伝・エピソード集
 *{ 編集局でまとめる }(6〜10p)
11)自院史(35〜36p) 各医療機関で記載
  診療所:19字×32行
  病院:19字×32行×2列
  塩谷病院(別枠)
  黒須病院(別枠)
12)協力者・参考文献・編集後記など{ 編集局 } (2〜3p)
**どこかに写真のページ(5〜6ページ)
  150〜180p位