会長あいさつ

県民のみなさまへ

栃木県医師会のホームページにアクセスして頂きましてありがとうございます。本会は、会員数2,328名(令和5年3月31日)で10の地区医師会、2つの大学医師会と連携を図りながら、医療・介護・福祉等、県民の皆様の安心・安全につながる健康増進事業や地域医療提供を行っております。

令和6年の幕が上がりましたが、元旦夕刻に能登半島付近を震源とするM7.6の大地震と大津波が発生しました。被害は甚大であり、今尚、余震が続いており、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を祈り、協力して参ります。
昨年5月から新型コロナ感染症の感染症法上での位置づけが、2類相当から5類へと変更されました。その後、各種の小児感染症が流行し、11月からはインフルエンザが猛威を振っています。しかし、新型コロナも年明けからじわじわと感染が拡がっており油断はできません。感染症に対しては、基本的な予防対策をしっかり習慣化させ、前向きにワクチン接種を検討してください。これから本格的な厳冬の季節になりますので、日頃の体調管理、かかりつけ医等への定期通院、職場・家庭の環境改善などに努めましょう。

今年4月からは医師の働き方改革が本格的に始まり、地域医療の提供体制に変化が生じてくる可能性があります。救急車の適正利用、セルフマネジメントの徹底にご協力ください。私共は、少子高齢社会に備えて、小児から中高年、高齢者まで全ての県民が尊厳と生きがいを持って健康に暮らせるよう、公衆衛生の向上、地域医療の充実、共生社会の実現等に尽力して参ります。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

  • 個々人の感染予防対策は継続しましょう
  • 発熱時等にはかかりつけ医等に電話で相談して指示を受けましょう
  • 適切な室温・湿度を保ち冬期のヒートショック対策に留意しましょう
  • 持病のある方はかかりつけ医等で継続治療し、体調管理に努めましょう
  • 限りある医療資源を守るため適切な受療行動を取りましょう
  • 何でも相談できるかかりつけ医を持ちましょう

栃木県医師会は、行政と一体となり感染症対策はじめ救急・災害医療、慢性期医療、在宅医療・介護、認知症対策など、地域の病院・診療所と連携して医療提供体制の充実に努めて参ります。ご支援の程よろしくお願いいたします。


 令和6年1月
 一般社団法人栃木県医師会
 会長 稲野秀孝