お知らせ

学校の健康診断における運動器検診

「学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令」により、平成28年4月から学校定期健診に運動器検診の項目が加わりました。
栃木県内の学校医の先生におかれては、側わん症の検診と、保健調査票をもとにしたチェックを行っていただくことになります。
研修会の模様や関連資料等を掲載いたしますので、ご参考としていただければ幸いです。


学校健康診断の側わん検査方法について

平成28年2月25日に開催いたしました学校医研修会の際、側わん検査方法をご説明いたしましたが、
学校医の先生方の負担が軽減するよう、短時間で可能な方法を下記のとおりお示しいたします。

(1)前屈検査 2回法(健康診断の最初と最後に)

  1. 健康診断の最初に、学校医に向かって、体を前屈させ、前面から肋骨隆起をチェックします。
  2. 健康診断の最後に、後ろ向きのまま、立ち上がらせ、立位検査(肩・肩甲骨・ウエストラインの高さの左右差チェック)をした後、
    そのまま前屈させ、背面から肋骨隆起をチェックします。

(2)前屈検査 1回法(前後同時チェック法)

  • 学校医に向かって前屈させ、学校医が前面からチェックし、必要に応じ背面からチェックします。
    立位検査も行います。

研修会の模様(ビデオ録画)

第2回学校医研修会

平成28年2月25日(木)/とちぎ健康の森 講堂
『学校における運動器検診の実際』 (配布資料)/栃木県医師会常任理事 長島公之先生

※公開にあたり、内容を一部差し替えております。


参考

運動器検診・検診対応体操ビデオ(youtube)

運動器検診マニュアルビデオ(岩手西北医師会)
運動器検診JCOA版アニメ運動器検診マニュアルビデオ
学校での運動器検診お役立ちコンテンツ

『運動器の10年』
http://www.bjd-jp.org/medicalexamination/guide.html
>[5]「親子のための運動器相談サイト」を改訂したリーフレット
> A.部位別の疾患・障害の説明と対応について